代表的な膝痛のトリガーポイント
膝の痛みと言っても患者様によって症状は様々あります。
どういった痛み方なのかを確認してトリガーポイントを推測します。
外側の痛み
膝を含む大腿部の外側面に集中し、関連痛は腰や膝の後面まで及ぶこともあり歩行時に痛みを出すことがあります。
内側の痛み
TP1:膝の前面・内側への痛み TP2:膝の深部へ痛みを感じ、関節の炎症と誤解されやすい
内側広筋の他にも薄筋・縫工筋といった筋肉のトリガーポイントも痛みの原因になります。
前面の痛み
大腿部の上部のトリガーポイントの他に膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ上に見つかることもあり、階段を降りるときに症状を起こしやすい。
裏側の痛み
●腓腹筋
●膝下筋
膝の裏側に出す痛みの原因と考えられるトリガーポイントとして、他にハムストリング筋・ヒラメ筋・足底筋もあげられます。
外側なのか内側なのか、前面か裏側の痛みなのか。他に首や肩は?過去に痛めた経験は?
痛みの原因であるトリガーポイントを推測し、過去・現在のお身体の情報と筋膜のつながりを重ねて、本当の原因を考えます。
画像診断と痛みの原因の関係は?
「関節が変形している」「軟骨がすり減っている」「骨にトゲがある」「ヘルニアがある」「椎間板がつぶれている」「ストレートネックだから」「神経が圧迫されているから」など、画像診断で みつかる異常。一般的には、これが痛みやしびれの原因であると言われることが多くあります。
しかし、画像診断で見つかる異常は痛みの原因とは考えません。そこに異常があっても、痛みもしびれもない人が多くいるからです。また、痛みやしびれが無くなっても、原因とされた変形はそのままだからです。
ある研究によれば85%以上は、症状と画像診断から得られる情報の因果関係が一致しないとされています。この結果をあなたはどう考えますか?
痛みの原因の多くは「筋・筋膜」にあると考えます。丁寧にお話をお聴きし、じっくりと筋膜を整えるからこそ、痛みが解決されていくのです。