改善事例・坐骨神経痛~立ち上がる時の激痛
立ち上がる時の激痛(男性・Rさん・柏市在住)
左右の臀部の痛みが気になり始めたのは5年程前、特に痛みが強くなったと感じるのは1~2年前とのこと
今年の初めに来院されました。
年末の休みに入って一安心したのか、座椅子から立ち上がる時にすごく痛くなってしまって、階段もなかなか上がれないほどで、年末年始大変でした。
患者Rさん
痛む場所は左右の臀部とのこと
坐骨神経痛と言われて今は左の痛みが強くて、以前は左右交互に痛くなってました。
患者Rさん
一番痛む場所としてはこの辺です
一番痛む場所の他に、つらい症状はありますか?
itamicare
肩こりや首はずっと慢性的に気になります。後はふくらはぎも常に張っています。
患者Rさん
- お仕事で左右の手・指をたくさん使う(常に右手にうっすらしびれ感がある)
- お仕事で首を可動域いっぱいに使っている
- 重機の運転なので左足で踏ん張り、緊張している
- 毎日の仕事の最後にPC作業があり、それが終わる頃に身体が辛い
というようなお話を伺いました。
- 首が上を向きにくい(顔を上げると胸側が突っ張る)
- 首の左右回旋も痛みがでる
- 体幹の前・後屈で腰の中心、前屈でふくらはぎが痛い
- 下肢の外転で左右の臀部・腰に痛みがでる(左が強い)
という結果でした。下肢の外転とはこんな動きです。
次に触診でトリガーポイントを確認したところ
主な痛みを出していると思われる●トリガーポイント(TP)です。一番の痛みは臀部のTPなのですが、
Rさんの場合は肩や首のTPが筋膜のつながりを介して臀部・下肢まで連鎖によって作られたサテライトトリガーポイント(遠くにできる)が今回の痛みの原因と考えます。
1回目の施術後に、最初と同じ動きの確認をしたところ
- 首が上を向きにくい(顔を上げると胸側が突っ張る)⇒改善
- 首の左右回旋も痛みがでる⇒残っている
- 体幹の前・後屈で腰の中心、前屈でふくらはぎが痛い⇒軽減
- 下肢の外転で左右の臀部・腰に痛みがでる(左が強い)⇒改善
というような結果となり、1週間お身体の様子をみてもらい2回目の施術をおこないました。
1週間後、前回以降の経過を伺ったところ、
- 左の臀部の痛みは無くなっているが、右の臀部が痛くなってきた
- 首の左右回旋の痛みは残っている
患者Rさん
2回目の施術後の確認では
- 左の臀部の痛みは無くなっているが、右の臀部が痛くなってきた⇒改善
- 首の左右回旋の痛みは残っている⇒改善
患者Rさん
というような結果となり、施術終了となりました。
背景にあるのは長い期間、右手・左手をかなり使っている。首も、普通の自動車の運転以上に動かす必要があるとのこと。そういったお仕事を20年以上だそうです。初回の施術前には上方向に首がかなり向けない状態でした。
以前から『臀部の痛みは左から始まるが、痛みがおさまってくると必ず右の臀部が痛くなる』のは左のふくらはぎをより使っている事と、痛みの連鎖が、筋膜の左右のつながりを介し発生しているからです。
こういった情報からお身体の状態を紐解き施術する事で、数回での来院で改善します。
痛み止めの薬などの内服・湿布・神経ブロック注射などで【坐骨神経痛】を治療できるとお考えでしょうか?
本当の原因が筋・筋膜にできたトリガーポイントなら【坐骨神経痛】についても、【脊柱管狭窄症】や『〇〇症候群』と言われたとしても、諦める必要はありません。
【筋・筋膜】を緩めることで、症状を改善できることが多いからです。