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改善事例・肘の痛み

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肘の痛み
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長引く肘の痛み(女性・Yさん・柏市在住)

 

3年ほど前から肘の痛みがあり、少し重い物を持ったり握ったりの動作で痛く、日常生活にも支障が出始めたYさん。

初めは肘の痛みの代表的なトリガーポイント(TP)が原因かと考え

こういったTPから施術を試みたのですがなかなか改善されませんでした。

痛くなる原因がゴルフを始めたからとのお話もあり、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)のTPも含め施術をしても効果が無く、肘の痛みの後から、今度は股関節が痛くなってきたとの事。

 

 

この股関節を外旋する動きの時に左の股関節が痛くて開けなくなりました。

ヨガの時に胡坐(あぐら)で座ったら左が痛くて・・・。

患者Yさん

股関節の痛みと以前からの肘の痛みにはもちろん関連があるので、そのつながりを切り口に再度、お身体をみさせていただきました。

 

更に、右の肘痛が出る前の痛みとして

  • 今は右の肘や手首の痛みだが、最初は左の肘や手首が痛かった
  • その左が痛い時に左の手首を骨折してしまい、しばらく固定して使っていない時があったが、そのうちに右の肘が痛くなってきた(骨折後は左は痛くない)
  • 更にもっと前、出産後の赤ちゃんの抱っこで腱鞘炎に、その時から首も痛くなり、今も首は辛い。(赤ちゃんを連れて整骨院にずいぶん通った事があった)

Yさんの場合、動作検査での特定のつながりはつかめないのですが、触診ではTPはたくさんあり、どこを触っても過敏で痛みがあります。まずはこの過敏性を全体的に低くしなければ有効なつながりがわかりにくい状態でした。

痛みのポイントが多い中でが特に過敏なTPです。これを先ず【前・後】【内・外方】【内・外旋】の筋膜のつながりをメインにして

 

右前を左後ろで(青い囲みのTP)右後ろを左前で(黄色の囲みのTP)

〈筋・筋膜反射リリース〉をおこなうことでトリガーポイントの過敏性が低下していきました。

 

TPの過敏性が低くなりみえてきたのは、Yさんは実は触ると1番痛みの強いTPは頭・首・顔回りでした。その首の辛さはかなり慢性的になっていたので当たり前となってしまい、首のTPから関連痛の連鎖を肘や、反対側の股関節にも出していたという事。今回の痛みのスイッチが入ったのはゴルフを始められた事かもしれませんが、その痛みの背景には30年前ほどの出産・育児の頃からの痛みが関係していたと考えます。

以前には痛くて、片手では持てなかった重たいバインダー(1.5キロほど)を持ってみていただくと、

持ち上がるようになりました。

以前は開くと痛かった左股関節は(ここで痛みがありましたが)

 

今はここまで改善されました。

初めの頃の痛みはお辛そうでしたが、その痛みもあまり気にならなくなってきたとのこと。

以前はゴルフのラウンドの後は疲れて頭痛が出ていたそうですが、その頭痛も最近は出ないご様子です。今感じている1番の痛みである肘を重視してしまうと、改善に至らないことになります。

YさんのTPと〈らせんの筋膜〉のつながり

筋膜のつながりで首から肘・股関節へ

Yさんの痛みは上記のようなトリガーポイントと、らせん系の筋膜のつながりによっておこる症状です。そこで今後はセルフメンテナンスをお願いしました。

テニスボールを筋・筋膜反射リリースをしたポイントに当ててください。全部は大変ですからこの2箇所だけで大丈夫です。

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テニスボールを当てると、とても気持ちが良いです。やってみます!

患者Yさん

 

Yさんは、その2箇所の筋膜上の反射で全身がふわっと、緊張が緩みやすくなります。

 

【腕や肘の痛みでお悩みの方】
肘の痛みには〈テニス肘〉と言われるものや、必ずしもテニスのやり過ぎだけから起こるものではなく、いろいろな原因による前腕や手首の使いすぎにより痛みは起こりえます。日常生活では、「物をつかんで持ち上げる」「ドアノブを回す」「タオルを絞る」「キーボードを打つ」などの動作をしたときに強い痛みを感じます。

重い荷物を運ぶ運送業の方や、料理人、大工などの手首を良く使う仕事が原因で発症するケースもあります。「重いものを引っ張り上げる」「重い鍋を振る」など、日常的に腕に負担のかかる動作が多かったり、手・指を酷使する職業や趣味などもです。

病院では痛みの出ている場所で、湿布やステロイド注射、温熱療法やレーザー治療、ストレッチなどの指導がありますが、それだけでは不十分なことが多くみられます。

腕や肘の痛みでお悩みの方はぜひ1度、筋膜のつながりを調べてみてください。

 

 

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