『テンセグリティ』って知っていますか?
テンセグリティとは、張力(tension)と統合(integrate)が一緒になった造語で元は建築の分野の概念、スカイツリーの骨組みや札幌ドームの屋根にも使われている構造だそうです。
硬い材料と硬い材料を、弾力性を持つ張力材で結合させて作ります。
実は人体もテンセグリティ構造と似たような構造をしていると言われているんですね。
アメリカの手技療法の分野では、この見方が主流になってきています。
人体の構造について考えるときに、別々なパーツが重なって成り立っていると捉えてしまう人もいると思います。
私も以前は、そのように考えていたと思います。
人間のからだはレンガを積み上げたようなものではなく、テンセグリティ構造のように「引っ張ろうとする力」と「戻ろうとする力」で絶妙にバランスをとりながら成り立っていると捉え考えます。
骨に筋が付着しているのではなく、筋の内部で骨が浮いている一つの張力の網状組織だと考えることができます。
人体を一つのユニットとして捉えることは、整体などで身体の歪みを整えるのにも、自分でストレッチなどを行うのにも大切なことですが、一度キレイなバランスが崩れると、「どうすれば元に戻せるか」を論理的に理解するのはとても難しいです。
どれかのゴムを引っ張ると、他のパーツにも影響が出ます。「Aをやる→Bが直る」という分かりやすい因果関係ではなく、「Aをやる→B,C,Dに影響が出る」のようなものです。
「一部分の緊張にとらわれる」のではなく、「全体を見ながら少しずつ手を加える」ような、全身をつないでいる筋膜の調整が必要となります。
【トリガーポイント・筋膜アプローチ専門】痛みケア整体院柏の施術法は、お身体に負担の少ない筋筋膜反射リリースを用いて、筋膜のバランスを整える施術です。
痛い場所だけに時間をかけるのではなく、筋膜のつながりから痛みの原因を紐解いていきます。